極東最前線~ゆっくり生きましょう~

自由気ままに色々書いていきます。レビュー記事メインかも

レビュー:Not Foundーネットから削除された禁断動画ー

こんにちは。前回のレビューから少し間が空きましたがいつも通り始めたいと思います。なんだかんだでこのレビューシリーズも第四弾突入です。正直最初はここまで続くとは思ってなかったです。こういうホラーものって気になってどうしても観てしまうので記事のネタには困らないんですが毎回ページを怖い話で埋め尽くしてしまうのもちょっと気が引けてしまいます・・・。

 

今回レビューするのはこちら。

 

Not Foundーネットから削除された禁断動画ー

www.dmm.com

 

<作品パラメータ>

おすすめ度:C

クオリティ:B

コストパフォーマンス:B

期待度:C

 

A すごく良い/B 良い/C 普通/D 悪い/E 最悪

 

 

他のブログで取り上げられていたのを見て気になったので観てみました。

この作品はこれまで取り上げてきた心霊ものとはちょっとコンセプトが異なります。タイトルからわかる通りこの「Not Found」ではネットから消されてしまったいわくつきの動画を集めたものとなっており、心霊以外にも犯罪がらみの動画も収録されている等、他作品との差別化が図られています。

個人的にこのコンセプトは斬新だなあと感じました。心霊系の作品は今やそこら中にあふれかえってる状態で、その中で個性を出そうと思ったらこれまでと違ったアプローチの仕方をしていく必要があります。この「Not Found」ではこれまでありがちだった「視聴者から送られてきた映像を紹介する」という受け身のスタンスを、「スタッフ自らが映像を収集し、公開する」という能動的なスタンスに置き換えています。実際どうやってその映像を探り当てたのかとか、色々疑問に思う部分も多いですが、マンネリ化している昨今のホラー動画作品に新たなジャンルを開拓したところは素直に評価したいです。

 

・・・で、前置きはこのくらいにして本題へ移りましょう。本編は全8チャプター(一部前編後編に分割してあるものがあるので実質は7チャプター)で構成されており、動画にまつわる人物(サイト管理者や情報提供者がメイン)のインタビューも収録されています。チャプターによってはスタッフが取材に向かう場面があるなど、ドキュメンタリー的な要素も含まれています。

後、作品の性質上、ちょっと悪趣味な動画もあるので視聴の際は十分ご注意を。

 

以外ネタバレしまくりです。

 

 

 

<最悪の瞬間>

投身自殺の瞬間を映してしまったという所謂衝撃映像。とある動画サイトにアップされていたが、管理人の判断によってすぐに削除されてしまったという。動画そのものは元々撮影者のPCに保存されていたが、ウイルスによってばらまかれてしまったらしい。

問題の映像は子供と一緒に公園で遊んでいるホームビデオ。子供が蹴ったボールがベンチに座っているスーツの男性の足元に転がる。そっとボールを手渡す男性。その帰り道、道路に落ちている松ぼっくりを拾っていると目の前の歩道橋の上から先ほど公園で見た男性がこちらに向かって手を振っている。カメラが子供の方へ向いてから、再度歩道橋を映したその瞬間、男性が地面に向かって落ちていく。突然の出来事にうろたえる撮影者。道路には血まみれで横たわる男性(モザイク処理)の姿が。

*ちょっと気になる点がいくつか。まず男性が飛び降りる前にこちら(撮影者)に向かって手を振っているが、この行為が意味不明。なぜに自分の存在をアピールしたのか。次に男性の落ちる速さがちょっと速過ぎる。実際飛び降りたらどうなるかはわからないが、普通に自由落下した場合、落下速度は徐々に加速していくはずである。なのに映像では飛び降りた瞬間からいきなり最高速度でストンと落ちている。後、映像は撮影者のPCに保存されていたとのことですが、普通の人ならこんな映像すぐに消すでしょう。うろたえながらも死体をしっかり映しているのもおかしい。

と、色々ツッコミ所の多い映像でした。

 

 <エレベーターの霊>

とある動画サイトにうpされていたが怖すぎるという理由で削除されてしまったという動画。動画を提供してくれたKという人物いわく、問題の動画はファイル変換ソフトを経由して入手したとのこと。

都内マンションのエレベーターの監視カメラの映像。マンションの住人が乗り降りする様子を映す中、エレベーターが突如奇妙な動きをし始める。各階にランダムに移動する無人のエレベーター。フロアに到着しても通常自動的に開くはずのドアが開かない。やがて年配の女性が乗ってくるが、足元をよく見ると子供のような人影が。そして女性が降りてしばらくするとノイズと共に映し出される少女の顔。昔このマンションでは少女が殺害される事件があったそうだ。

*数ある心霊映像の中でも特に秀逸な部類に入ると思います。誰も乗っていないのに勝手に動き始めるエレベーター。それだけでも怖いのに、最後に出てくる少女の顔がこちらをにらみつけていてダブルで怖い。映像に不自然な点が見られず、これぞ心霊という感じの映像です。

 

<予兆>

あるスタジオでオーディションをした際に撮影された映像。何らかの理由でスタジオから流出してしまったようで、映像に映っている少女の母親がうpされていたサイトに直接削除依頼を出したとのこと。

問題の映像には候補生の少女が面接を受けている様子が記録されている。いくつかの質問に答えた後、カメラの前でダンスを披露する少女。すると突然画面が荒れ、直後に彼女の首から上が消えてしまう。この映像に映っている少女はこの後、事故で亡くなったのだという。

*心霊ものではありがちなパターン。やはり体の一部が消えてしまうのは良くないのか。それにしても自分の子供が映っている動画を得体の知れない(失礼)映像会社に渡すというのはいかがなものか。

 

<公開自殺>

とある女性のネット生放送の映像を録画したもの。カメラに向かって元カレ(?)への不平不満を話す女性。一通り話し終えると今度は遺書のようなもの書き始める。そして最後は部屋の隅にぶら下げられたロープで首をくくる。視聴者がサイトの管理人に通報し、配信はすぐに停止。その後女性の住所をなんとか探し当てたが、彼女はすでに亡くなっていた。

*タイトルのまんまです。映像自体は翌朝まで記録されているようですが、配信がすぐに停止されたのであれば視聴者が録画していたとは考えにくい。なのでこの場合は女性が自ら録画していたのでしょうか?

 

<不可解な削除理由>

前編後編に分かれている。釣り好きのために作られたファンサイトにうpされていたある動画。そこには湖のほとりで楽しそうに釣りをする人の様子が収められているのだが、動画のコメント欄に「karasu」と名乗る人物から「削除しないと殺す」という脅迫文が書き込まれていた。サイトの管理人いわく、脅迫はコメントだけでなく、郵便物でも届いているという。スタッフは郵便物の住所を頼りに脅迫してきた人物のマンションを特定。女性スタッフがカバンに隠しカメラを忍ばせて問題の人物がいる部屋に向かう。ドアを開けて出てきたのはどこにでもいそうな普通の男性。スタッフが今回訪ねてきた経緯を説明すると突然男性の態度が急変。スタッフを無理やり部屋に入れようとする。危険を感じたスタッフは足早にロケ車に戻ってくるとすぐに車を出すように指示する。後日問題の映像を再確認したところ、背景に1人の男性が映っている。それは先日スタッフが取材した男性と同一人物だった。彼は自分が動画に映っていることに気づいて削除するように脅迫してきたようだ。その理由とは一体?

真相を確かめるべく、映像が取られた湖へと向かうスタッフ。湖の奥にはさびれた廃墟があった。男性はこの廃墟で何をしていたのか。夜、廃墟を探索するスタッフ。部屋のいたるところにまだ新しいたばこの吸殻が捨ててある。誰かが定期的に来ているようだ。探索を続けているとある部屋の中にある小さなタンスから黒い物が出ているのを発見。恐る恐る開けてみるとタンスの中に大量の毛髪が。一部の髪には血がついている。その異様な光景にスタッフが声を失っていると、どこからともなく足音が聞こえてくる。続て「ドン」という大きな音。パニックになって慌てて廃墟から逃げ出すスタッフ。次の日、髪の毛が入っていたタンスを再び開けてみるが中には何も入っていない。後にわかったことだが、この湖近辺では女子学生が相次いで行方不明になっているらしい。彼女達に共通しているのは皆髪が長いということ。この後、スタッフは男性の部屋を再度訪れるがもうすでに引っ越してしまったという。

*ひょんなことから事件性のある話に発展してく様子はサスペンスさながら。タンスの中にごっそり積まれた髪の毛が気持ち悪い。心霊系の動画ではないがリアリティのある怖さがある。一つ突っ込ませてもらうとすれば廃墟探索を日中の明るい時間帯にせずにわざわざ夜に行ったのはなぜ??

 

 <スカイツリーに現れたUFO>

都内に観光に来た際に撮られたらしき映像。双子の姉妹が当時建設中だったスカイツリーの前でポーズをとっていると、背後で謎の飛行物体が高速で横切っていく。

*UFO映像って未だ衰えぬ人気があるんですね。昔はテレビの怪奇特集なんかでも頻繁に出てきていたのに最近ではめっきり観る機会がなくなりました。で、肝心の映像ですがこれは削除動画なんでしょうか?だとしたら削除された理由は一体・・・?

 

<監視カメラ>

マンションの駐輪場に設置された監視カメラの映像。ネット上にうpされていたがマンションに変な噂が立つのを恐れた管理人が削除依頼したとのこと。駐輪場に停められている多数の自転車。マンションの住人が自分の自転車を出そうとしてると突然背後で自転車が倒れる。驚いた住人が恐る恐る近づいて自転車を立て直す。そして住人が自転車を押して駐輪所から出ようとすると奥から女性がこちらに向かって歩いてくる。女性は自転車を押している住人の体をすり抜けそのまま立ち去ってしまう。

ポルターガイストがらみの動画。それなりに不気味で良いと思います。ちょっと気になったのが映像の終盤。奥にある先ほど倒れた自転車がちょっとだけ後ろに移動しているように見えます。ナレーションではスルーされていますがこれは単純にスタッフの見過ごしでしょうか?

 

<盗撮>

ある女性の私生活を盗撮した映像に殺人未遂の様子が記録されていたという動画があるという。動画の持ち主であるYという人物は根っからの盗撮マニアで普段は大手家電量販店に勤務しているとのこと。スタッフが直接店にいってY氏に事の経緯を話すと、Y氏は慌てた様子でバックヤードに引っ込んでしまった。スタッフは別の従業員に連絡先を伝えて店を後にした。後日、Y氏から「突然来られても困る」というクレームの電話がかかってくる。ただ、一応取材には応じてくれるとのこと。Y氏いわく、DVDプレイヤーのリモコンの受信機の部分にカメラを仕込んでいるのだという。理由としては女性がプレイやーの目の前に来ることが多く、油断した女性の様子が拝めるかららしい。さらにカメラの電源はプレイヤーから直接供給されるため、半永久的に使い続けることができるとのこと。

問題の映像には一人暮らしの女性の私生活が記録されていた。女性が風呂に入りに部屋を出ていくとベットの裏から男性が現れる。女性の脱ぎ捨てていった服の匂いを嗅ぎまくる男性。そこに風呂から上がった女性が戻ってくる。あまりの異常事態に慌てふためる女性。一旦女性と男性が画面から消える。しばらくすると血まみれになった女性が這って部屋に戻ってくる。その後ろから先ほどの男性がゆっくりと歩み寄ってくる。その手には血の付いた包丁が握られている。この女性は幸いにも命に別状はなかったらしい(注:この男性がこの後逮捕されたのかは覚えていないです。)

*盗撮マニアが出てきますがこれは通報するレベルじゃないでしょうか?本人はさも当たり前のように盗撮方法について解説していますが、これは完全に犯罪行為です。また、DVDプレイヤーにカメラを取り付けるのは「プレイヤーの前に常に女性がくるから」と言っていますが、そもそもプレイヤーの置き方によっては女性が目の前に来ないケースもあると思うんですが・・・。盗撮マニア、ストーカーと一つの話に変態が二人も出てくるのは中々珍しい。

 

 <赤いジュース>

詳細不明の拷問映像。口をガムテープでふさがれ、椅子に縛りつけられている男性。撮影者はミキサーでリンゴジュースを作り始める。次に縛り付けられている男性の右手をミキサーに突っ込んでスイッチを入れる。男性の手はミキサーで粉々に粉砕される。苦しむ男性にミキサーでできた「赤いジュース」を無理やり飲ませる。

*グロ注意です!スプラッター系の動画ですね。これが本物なのか偽物なのかは明らかになっていないとのことですが、まあ、なんとなく作り物っぽさはありますね。映像自体は単にグロいだけなので、面白味は全くといってないです。

 

 以上になります。個人的には「エレベーターの霊」が一番完成度が高いと感じました。地味だけどぞっとする。このバランスが非常に安定していて純粋にホラーものとして楽しめたと思います。それ以外のものでは「不可解な削除理由」あたりでしょうか。映像から伝わってくる緊迫感には目が離せません。削除依頼した男性が何らかの事件に関与しているようなのですが、そこが最後まで謎だったのが惜しいところ。まあ、この手の話はオチがないまま終わってしまうことが多いので許容範囲でしょう(キーパーソンが失踪とか)。

全体的にはクオリティはそこそこ高いと思います。以前紹介した「いる。」「怪奇動画」「実録恐怖動画」よりも水準はかなり高いと感じました。

一方で猟奇的な表現も含まれているのでホラー、グロが苦手は方は視聴しないほうがいいと思います。万人受けする作品でないことは確かでしょう。この「Not Found」もシリーズ化されていますが、今のところ観たのは第一巻のみでそれ以降の巻はまだ観る予定がないです。

この手のサスペンス、ミステリー系の動画が好きで、なおかつグロ耐性がある人は観てみても良いと思います。

 

サンプル動画はこちら↓

youtu.be

 

それでは今回はこの辺で(^^)/