読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

極東最前線~ゆっくり生きましょう~

自由気ままに色々書いていきます。レビュー記事メインかも

レビュー:The Darkness

久々のレビュー記事です。今回はこれまでとは少し趣向を変えてゲームのレビューでも書いてみようと思います。それも最新のものではなく、昔出たマイナーな作品です。

 


今回取り扱うのはこちら

The Darkness

 f:id:kyokutou_saizensen:20170401162114j:plain

 

<作品パラメータ>

おすすめ度:C

クオリティ:B

コストパフォーマンス:C

期待度:C

 

A すごく良い/B 良い/C 普通/D 悪い/E 最悪



スウェーデンのゲーム会社Starbreeze studioが開発したアクションFPS。所謂洋ゲーに分類されるものですが、一応日本語版(英語音声、日本語字幕)もリリースされています。ただ、日本語版はフリーズするバグがあるのではっきり言って買うメリットはありません。筆者も最初日本語版を買いましたが、序盤でフリーズが発生してゲームが進まなくなったので止むを得ず海外版を買い直したという苦い経験があります(箱版限定で発生するバグらしいのでPS3ユーザーの方は日本語版でも問題ないと思います)

以下、簡単にゲームの内容をまとめていきます。

 

 

本作の主人公はジャッキー・エスカタードという、マフィアの端くれ。とある任務のため建設現場に着いた彼は組織のボスに裏切られ(そもそも任務自体が罠だった)始末されそうになるが、午前0時の鐘が鳴った瞬間、なぜかダークネスの能力に目覚め、その場にいたマフィア達を虐殺してしまう。自分の身に何が起きているのかわからないままジャッキーの復襲が始まる...(一部ウィキペディア参照)

 

大まかなあらすじはこんな感じです。文章で書くとよく分からないと思いますが実際にゲームをプレイしていてもよく分からない部分が多いですw 

 

内容としては典型的な復襲劇にダークファンタジー要素を加えた作品といったことろでしょうか?ホラーゲームかと言われるとちょっと違うような気がします。

 

このゲームでは「ダークネス」という謎の生き物(?)を駆使して敵と戦うのが大きな特徴となっています。ダークネスはワンボタンで簡単に呼び出すことができ、発動している間は画面の両側からヘビのような頭が現れます。さらに倒した敵の体から心臓をむしり取って食べさせることもでき、これを行うとダークネスのレベルが上がり、使えるスキルが増えていきます。この「心臓を食らう」という表現が問題になり、発売禁止処分を受けた国もあるようです。因みに日本語版は18禁指定にすることでなんとか販売することができたようです。

 

こうやって書くと面白そうなゲームに見えますが、実際にゲームをプレイしてみると正直このダークネスが戦闘であまり目立ってない印象が強かったです。もちろん道中ではダークネスの能力を使わないと先に進めない部分もありますが、戦闘においては(特に序盤は)ダークネスの力を借りなくてもなんとかなる場面が多く、この辺は普通のFPSとあまり変わりありません。そもそも最初のうちはダークネスのスキル自体が少ないので、有効活用したくてもできないというのが正しいです。

 

ダークネスは光に弱いため、戦闘中はその辺の街灯や電球を銃や触手で破壊して暗闇を作らないといけないのですが、この作業が結構めんどくさい。敵が出現して戦闘BGMが鳴る度に薄暗い路地に隠れては電気をちまちま消し、ある程度暗くなってから応戦する...という単純作業のような戦いを強いられます。

そして前述した通り、初期状態のダークネスはほとんど何もできません。一応使い魔を召喚して攻撃させたりはできますが、この使い魔がかなり頼りなく、遠くにいる敵に対してはほとんど無力という状態(近づく前に銃で倒される場合がほとんど)因みに使い魔も光に弱いため、明るい場所に放ったりすると消滅してしまいます(ただし、召喚できる回数に制限はない)

 

遠距離攻撃用のスキルもありますが、これは相当後のステージになってからでないと習得できないため、序盤の攻撃手段は専ら主人公の手に持っている銃ということになります。しかもこの銃のエイミングがやり辛いというおまけ付き(アイアンサイトがない)

この辺は多少オーバーパワーになってもいいから、もっとダークネスを駆使してバッタバッタと敵をなぎ倒していくようなゲームにして欲しかったところ。見た目のインパクトとは裏腹にゲーム性はやや地味と言えます。

 

ゲームは序盤こそリニアな進行になっていますが、ダークネスを入手してからはいくつかの街を自由に移動できるようになります。マップ間の移動はすべて地下鉄で行うのでかなりスムーズです(電車に乗る前に行先を確認する必要はあり)。地下鉄の駅には常に一般人がうろうろしており、さながらGTAのようなリアルな生活感を感じることができます。電車に乗る時も文字通り「ホームに停車している車両の中」に入らないと乗ったことにならなかったり、乗らずに突っ立っていると扉が閉まって発車してしまったりと妙にリアルな仕様。ちなみにホームの上から線路に降りることも可能で、この状態で電車に接触すると轢かれた扱いになって死亡してしまいます。

 

その一方で主人公が訪れる街にはなぜか人影が全くなく、出てきてもせいぜい敵ぐらいしかいません。駅構内にはあれだけ人がいたのに、肝心の街中には主人公たった一人という謎の状況。しかも出てくる街並みはどれも似たようなデザインばかりで、何回か往復していると本気で自分がどこにいるのかわからなくなってきます。マップ内の移動も完全に徒歩なのでテンポも悪いです(そもそも電車以外の乗り物が存在しない)

 

 ストーリーをある程度進めると突然メダルオブオナーのような戦時中の世界に突入するという超展開が発生します。しかもこの場面が結構長く、しばらくプレイしているとこれが何のゲームだったかわからなくなってきます。

 ゲーム内の描写によるとどうもこれは精神世界のようなものらしいですが、雰囲気が明らかに違うので初見でプレイすると確実に混乱 すると思います。

 

これが終わると元いた世界に戻ることができますが、残念ながら筆者の気力がここで失せてしまったため、後半のステージは未プレイ。

 

総括するとアイデア自体は面白く、他のFPSとは違った雰囲気でプレイできる点は良いと思います。グロテスクなデザインのダークネスや、主人公のダークヒーローっぽいビジュアル等、いかにも洋ゲーという感じが出ています。一方、ダークネスが暗闇にいないと弱るというシステムはアクションに制限をかけているという点ではマイナスになり得ます。かといって無制限に使えるようにすると今度はゲームバランスに支障がでるため、難しいところです。

因みに本作の続編にあたる「ダークネスⅡ」も出ているらしく、日本では未発売ですがこちらはダークネスを使って大暴れできるような内容になっているようです(残虐表現もより一層過激になっています)。

 

 洋ゲー特有の難易度の高さや暴力描写があるので万人にオススメできるものではないですが、興味があればプレイしてみてもいいかと思います。輸入版ならローカライズされているものより安く売られていることがほとんどなので、途中で飽きたとしても損失は小さくて済みますw